【社労士試験2024】受験生に読んで欲しいこと(解答分布編)

社労士試験

一番遅い、第55回(令和5年度)の社労士試験の分析です!
2024社労士試験受験生に試験前に読んで欲しいことを記述します。皆さんが冷静な今、読んで欲しいメッセージです!(社労士試験対策)

はじめに

 毎年、この時期に解答分布の分析をしていて、今回が5回目となります。 社労士試験の択一式のA・B・C・D・Eの5文字を巡るどんなドラマが、昨年はあったのでしょうか?
考察してみることにします。

第55回社労士試験の分析(答の分布のみ)

 前提条件として、私は資格学校のような過去数年のビッグデータを保有していません。
単一年度、前回(第55回)のみを検証対象とし、実際の「問題と答」の内容を全て無視して、単純に答の数値のみを対象として分析してみます。 (従来と同様)

第55回(令和5年度)択一式の合計70個の解答(A・B・C・D・E)の出現した傾向を調べてみると・・・

1. 単独

  • A・・・14個
  • B・・・10個
  • C・・・17個
  • D・・・15個
  • E・・・14個

 「70÷5=14」14個前後であれば、平均値となり不安は湧いて来ないでしょう。 
最大値20個の年もありましたが、 昨年は10個から17個で、データ数のばらつきは小さく、標準偏差は小さめでした。
傾向として 「最少10個前後・最大20個前後」は当たり前のように具現化する事実を確認しておいてください。

2. 連続〔同一値〕

  • AA・・・1回
  • BB・・・0回
  • CC・・・4回 
  • DD・・・3回 
  • EE・・・2回 (EEEの3連続を含む)

 第54回の10回に引続き、昨年も10回となりました。「連続は割と多め」が定着? 
 ・老基安衛法で2回(EE,CC)ありました。
 ・健康保険法で2回(CC,DDが隣合わせ)ありました。
 ・労災保険法で EEEの3連続がありました。

3. 両端〔AEまたはEA〕

  • AE・・・3回
  • EA・・・2回

 AとEでは解答の最初と最後でA-E間の振れ幅は最大になりますが、第54回の3回に引続き、昨年も頻出しませんでした。(第53回は9回)

4. 鏡面反射(?) 5文字以上 (除 3文字のABA等)

  • AB・C・BA・・・0回
  • BC・D・CB・・・0回

 ABA,CDCの3文字はありましたが、5文字に亘る意図的に思える入射角と反射角が同じである、水面に映る景色(例:逆さ富士)のような解答はありませんでした。
風景写真では安定した構図となりますが、試験的には不安定な心情となりますから・・・。

5. 三文字イニシャル

  • ABE(アベさん)・・・0回
  • ACE(エース)・・・1回
  • AED(自動体外式除細動器)・・・2回
  • BED(ベッド)・・・0回  (逆のDEBが1回)

 JPNやUSAのような文字の羅列があると、とても目立って気になるものです。 (もちろんA・B・C・D・Eの5文字では表記できませんが・・・)
割と「AED」が選考されがちでしょうか?

6. ABC

  • ABC・・・2回
  • CBA・・・1回 (逆順)
  • EDC・・・1回 (逆順)

 見直しの際に一番気になるのが、ABC・・・です。 仮にABCDEの並び順となった場合、とても平常心ではいられないでしょう! 第54回では0回でしたが、昨年は割と目立ちました。

7. その他

  • 健康保険法と国民年金法で、問1・問2の組合せと問9・問10の組合せが同じ回答でした。
     ABで始まってABで終わる。DCで始まってDCで終わる。
  • 労災保険法で、解答が B・C・D・E のみでした。(A はなし)
    国民年金法で、解答が A・B・C・D のみでした。(E はなし)
    注意!『A・B・C・D・Eが最低1回は出現すると思い込んでいませんか?』
  • 労働一般で、解答がA・B・C・D・Eが各1回でした。
    社会一般で、解答がB・C・Eが各1回、Dが2回でした。D2回の片方がAならば、労働一般の再現となっていました。(準リピート)

試験に向けての心構え

 往々にして解答の数値の連続・数値の偏りは、問題を解いているときには気付かず、解答用紙に記入する際に「あれ?」と気になることと思われます。
そんな時には、過去の私の記事を参考にしてください。 「受験生に読んで欲しいこと(試験編)」で述べたように、対策を万全にして心の葛藤に対処してください!

 柔道の『+90㎏』の疑惑のルーレットのようには疑念を抱かないように!!

総括すると、“気にしない!” “気にしない!” “ありのままに!” 試験会場を後にしてください! ルールを発見して解答に悩むのではなく、例え規則性があっても、自分を信じることが一番です!

 皆さんの試験当日のご健闘をお祈りいたします。

 私はちょうど、北京オリンピック(2008年)のときが試験日でした。
オリンピック・イヤーの今年合格しましょう! 皆さんもオリンピックを見ると社労士試験を思い出せます!

貴方の羅針盤になりたい・・・ 「らしんばん24」管理人:コンパス