一番遅い、第53回(令和3年度)の社労士試験の分析です!
2022社労士試験受験生に試験前に読んで欲しいことを記述します。皆さんが冷静な今、読んで欲しいメッセージです!(社労士試験対策)
はじめに
毎年、この時期に解答分布の分析をしていて、今回が3回目となります。
社労士試験の択一式のA・B・C・D・Eの5文字を巡るどんなドラマがあったのでしょうか?
考察してみることとします。
第53回社労士試験の分析(答の分布のみ)
前提条件として、私は資格学校のような過去数年のビッグデータを保有していません。 単一年度、前回(第53回)のみを検証対象とし、実際の「問題と答」の内容を全て無視して、単純に答の数値のみを対象として分析してみます。 (従来と同様)
第53回(令和3年度)択一式の合計70個の解答がAからEの5つの内、どれに該当したかの個数を調べてみると・・・
1. 単独
- A・・・13個
- B・・・15個
- C・・・13個
- D・・・13個
- E・・・16個
「70÷5=14」14個前後であれば、平均値となり不安は湧いて来ないでしょう。
第52回には最大値20個がありましたが、昨年はデータ数のばらつきは小さく、標準偏差は小さいと言えるのではないでしょうか?
各14個では、答を推定できることになるので、試験ではあり得ませんから、理想的・規範的な分布で、受験生の方も邪念に捉われることなく、安心して解答できたことでしょう!
2. 連続〔同一値〕
- AA・・・1回
- BB・・・1回
- CC・・・1回
- DD・・・2回
- EE・・・1回
労働保険科目で各1回、社会保険科目でDDが1回のみ、AAAのような3連続はありませんでした。それも安心できたことでしょう。
※BC・BCの連続は1回ありました。
3. 両端〔AEまたはEA〕
- AE・・・5回
- EA・・・4回
AとEでは解答の最初と最後でA-E間の振れ幅は最大になりますが、比較的多く出現したのではないでしょうか?
4. 鏡面反射(?)
- AEB・BEA
- BED・DEB
- AB・C・BA
入射角と反射角が同じである、水面に映る景色(例:逆さ富士)のような解答がありました。
風景写真では安定した構図となりますが、試験的には不安定な心情となったことでしょう。
5. 三文字イニシャル
- ABE(アベさん)・・・2回
- ACE(エース)・・・1回
- AED(自動体外式除細動器)・・・1回
- BED(ベッド)・・・1回
JPNやUSAのような文字の羅列が複数回あると、とても目立って気になるものです。(もちろんA・B・C・D・Eの5文字では表記できませんが・・・)
特筆すべき結果ではありませんでした。
6. ABC
- ABC・・・1回 その後にBAと続きました
- BCD・・・2回
- EDC・・・1回 (逆順)
見直しの際に一番気になるのが、ABC・・・です。仮にABCDEの並び順となった場合、とても平常心ではいられないでしょう! ABCといった3連続までは、普通にあることを押さえておきましょう!
7. その他
- 労働保険科目で、問10-C が3科目でありました。
- 社会保険科目で、問1-B・問10-B が2科目ありました。
労働と社会で傾向が変わることも良くあることです。
試験に向けての心構え
往々にして解答の数値の連続・数値の偏りは、問題を解いているときには気付かず、解答用紙に記入する際に「あれ?」と気になることと思われます。
そんな時には、過去の私の記事を参考にしてください。
「受験生に読んで欲しいこと(試験編)」で述べたように、対策を万全にして心の葛藤に対処してください!
総括すると、“気にしない!” “気にしない!” “ありのままに!” 試験会場を後にしてください!
ルールを発見して解答に悩むのではなく、例え規則性があっても、自分を信じることが一番です!
皆さんの試験当日のご健闘をお祈りいたします。
貴方の羅針盤になりたい・・・ 「らしんばん24」管理人:コンパス