「年金請求書」を確実に入手
「年金請求書」が届くということは、いよいよ年金生活への幕開けということになります。
約3ヶ月後の誕生日の前日以降に年金の請求手続きができることになります。(繰下げ受給する場合を除く)
この時に送付される事前送付用の「年金請求書」は、再発行されないので確実に受け取る必要があります。マイナンバーが収録済み(マイナンバーと基礎年金番号が紐付いている方)であれば、日本年金機構への住所変更届は省略可能ですが、日本年金機構からの「年金定期便」等の郵送物を定期的に受け取っているかを確認しましょう!
誕生日の3ヶ月前に届く緑色のA4サイズの封筒を確実に受取り・保管してください。
金融機関における「年金請求書」
年金口座の獲得を推進している金融機関にとって、顧客に「年金請求書」が発送される日を把握することは、非常に大事なこととなります。
『老齢年金の受給開始年齢に到達する3ヶ月前に年金を請求する際に必要な「年金請求書」が送付されます。日本年金機構から送付されるのは緑色の封筒です。』
事前に前述のフレーズを説明した顧客のクロージングをいつ行ないますか?顧客に「年金請求書」が到着してから受給権発生まで約3ヶ月間あるから、その間であればいつでもOKでしょうか?
大事なのはファースト・コンタクトをする金融機関になることです。顧客に「年金請求書」が到着した直後に記入要領をアドバイスします!と面談して、1ページ目にある年金受取機関の欄に記入していただくことを目指します。
それほど大事な「年金請求書」ですが、誕生日の3ヶ月前に送付という漠然とした目安だけでは心許ないことでしょう!
「年金請求書」の発送日に関する疑問
「年金請求書」の発送日に関する一般的な周知の事実である「誕生日の3ヶ月前」ということだけで、到着日を推定することは、年金制度の固有の事象もあり難しいこととなります。当然いくつかの疑問が湧いてくることでしょう!
- 4月1日生まれの人も4月30日生まれの人も、月単位で一斉送付でしょうか?
- 4月1日生まれの人の発送日の翌日が、4月2日生まれの人の発送日でしょうか?(3ヶ月前の応当日に毎日送付でしょうか?)
- 4月1日生まれの人は3月扱いで12月送付でしょうか?4月扱いで1月送付でしょうか?(年金の受給権は誕生日の前日に発生するから、受給権発生は3月31日となることからの疑問)
前述の疑問は日本年金機構のホームページを参照することで解決できます。
- 月を10日程度に3区分して、原則月曜日に送付されます。(祝日の場合は翌日)
- 1日生まれの人は前月扱いで、前月末日生まれの人と同時期に送付されます。
日本年金機構のホームページ掲載箇所
日本年金機構のホームページの「年金請求書」発送日の掲載箇所は、ここにあります。
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7.年間行事予定(主な行事、通知書発送の予定一覧表)